Federal Republic of Germany





AZUMANGA DAIOH
 台詞:
 擬音:
1〜4巻
TOKYOPOP
発売日
 [2006/07/??] AZUMANGA DAIOH 1
 [2006/09/??] AZUMANGA DAIOH 2
 [2006/11/??] AZUMANGA DAIOH 3
 [2007/01/??] AZUMANGA DAIOH 4

ついにドイツにまで進出しましたあずまんが大王。1冊6.5ユーロで2006年7月現在で換算すると約950円。やはり少し高めの値段設定となっています。英語版と同じくペーパーバック方式になっておりカバーがついていません。

さて、このドイツ語版あずまんが大王ですが、海外のあずまんが大王で唯一擬音が日本語のままになっています。そして欄外の注釈も訳者あとがきも一切ありません。相当マニア向けであると言えます。

そしてこれも世界の中で唯一なのですが4巻の巻頭マンガがカラーではなくモノクロになってしまっています。いろいろ事情があるのでしょうがこれはもったいないです。「よつばと」のカラーのシーンも同じくモノクロになっちゃうのかなあ、などと懸念をせざるを得ません。(※実際そうでした)

その他珍しい個所と言えばセリフの書き方が挙げられます。通常アルファベット圏のマンガは大文字オンリーのセリフなのですが、このドイツ語版はめずらしくセリフが小文字混じりになっています。

これには理由が2つ考えられます。まずドイツ語には小文字しかない「?(エスツェット)」という文字があります。ここだけ小文字のままというわけにも行きません。(かわりに「SS」で「?」とする表示手法が一応あります。)

そしてもう一つの理由が「ドイツ語の単語はとにかく長い」という事。フキダシは縦書仕様なので縦に長いです。ここに横書きの長いドイツ語をはめ込むと一単語を表すのにヘタすると6行くらい使ってしまうことになり、これでは非常に読みにくいです。ですのでせめてどんなに長い単語でも4行くらいには収まるようにしたい、そんな考えがあるのでしょう。だから小文字を採用したのだと思います。

というよりそもそもなぜ漫画は大文字が基本なのでしょう。実際このドイツ版を読んだときもかなりの間、小文字混じりだという事に気が付かず、普通に読んでいました。別に小文字でもいいと思うのですが日本の縦書きと同様に業界のお約束なのかもしれません。

漫画の話題に戻りますがこのドイツ語版は「かおりん」が全て「kaori」になっています。理由はわかりません。ひょっとしたら「kaorin」はドイツ語で何かヤバい単語なのかもしれませんね。

最後にこの本はどうしてだか分からないが日本のamazonで購入が可能となっています。よって入手の難易度は最低レベル。これは非常に有難いことです。






日本版よりひとまわり小さく、「よつばと」よりかは少し大きい。「微妙」という言葉がうってつけの大きさ。

AntiTanizakiMa?nahme
(対谷崎対策)

造語ではあるがこれで一単語である。一単語で6行使用はまずお目にかかれない、てか読みづらそうだなあ。







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