セリフ比較 2巻








ここからタイ版が加わります。と言っても私の不勉強のおかげで全然意味がわからないどころが発音の推類すら不可能なのだが。2巻は紹介するコマが多いので少し長いですけど気合を入れておつきあいください。



並び





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007P:ぷにょ 2コマ目

お雑煮のコマですがアジアと欧米でくっきり分かれた結果になりました。

台湾の「年菜」は日本でいう「おせち料理」にあたります。韓国は「떡국(トック)」でお雑煮に良く似た韓国料理です。

アメリカは「TURKEY」、スペインは「PAVO」でともに「七面鳥」の意味です。フランスは「BUCHE(ビュッシュ)」。これはクリスマスの時によく食べるロールケーキです。

ドイツのみ食べ物の名前ではなく「新年の祝いで〜」という記述になっている。 よーく読むと「ニューイヤーズフェア」って読めるっしょ。






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007P:ぷにょ 4コマ目

台湾は「紅豆湯圓」。ぐぐると写真が見れますがぜんざいそのものです。韓国は「팥떡(パトック)」でこれもお餅の一種らしい。

アメリカは無難に「チキン」。スペインも「POLLORELLENO)」で同じくチキン(の詰めもの)を指す。

ドイツは「Weihnachts gebackクリスマスのクッキー)」となっている。こういうクッキーがあるのか、あるいはケーキのことを指すのかちょっと分からない。

フランスは…「フォアグラ!」こりゃあ、ゆかり先生にチクるしか…。






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045P:命名 2コマ目

馬の名前です。ひとつくらいは馬ではない名前で来るかと思いましたがそのような事はなく、全てが馬名でした。

台湾は「雙喜臨門」と「快楽湘南」。日本名をうまく漢字にしているようです。韓国はちょっとわからない。2行目は「ショウインヘピネス」と読める。

アメリカは「SLAP HAPPY」と「BRINGIN' HOME THE BACON」。日本名を少しいじったような感じでどうやら実在する馬名では無い模様。前者の「SLAP HAPPY」はバンド名である。「slap」はピンタの事なので意味的には「殴られてハッピー」、つまりパンチドランカーの事だ。 後者は訳すと「成功をもたらす」という意味だと思う(「BACON」はそのまま「ベーコン」だが「成功」という意味もあるのだ)。

スペインは「SOMBRA MAGICA」と「RAYO DE RUNA」。それぞれ「魔法の影」と「月の光」という意味になる。未確認だが実在する馬名だろう。

フランスは「Lady Diamond」と「Billy the Kid」と「Ourasi」。3つとも実在する馬名でこれは確認済みです。

最後にドイツであるが「MachikaneFukital」と「ShowingHappyness」となっている。「マチカネフキタル」はまあいいとして「ショーイングハピネス」としてるところを見ているとひょっとしたら「ショウナン」を「ショウイン」と見間違えているのかもしれない。手書きの「ナ」と「イ」は間違えやすいし。






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048P:なにそれ 3コマ目

説明する事は何もありません。理解するな、感じるんだ。






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063P:トモ・タキノ 2コマ目

原作に忠実に「ブルース・リー(브루스리)」としているのが台湾と韓国とドイツ。スペインはここでなんと「ビートたけし」が登場。「ビートたけしの苗字と名前を大阪は知らないんだってさ」みたいな事を話してるようだ。

アメリカは「VAN DAMME」。ジャン=クロード・ヴァンダムのことだろう。フランスも同じく「VAN DAMME」。偶然の一致とは考えにくい、アメリカ版を参考にしたのだろうか。ただし両者は大阪の言い分が全く逆である。アメリカ版は「van」だと言い、フランス版は「DAMME」だと言う。一体なにが起きているのだろうか。






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063P:トモ・タキノ 4コマ目

上記のコマのオチである。参考程度に一瞥してください。それにしても台湾のオチがちょっとよくわからない。外国人だから姓は「ce Lee」だよな、って言われてもなあ。そのまま訳してしまったのだろうか。ドイツも同様のオチを採用している。

韓国も直訳ですが日本と同じくLとRの区別が無いのでこれで笑いどころは通じてると思います。

アメリカはさらにネタを上乗せして「DAMME」のことを「DAMN」と言っている。ひどいぜともちゃん。

※「DAMN」の意味はというと、おそらく一番近い日本語は「クソ」です。Damn!(くそっ!)、Damn nice!(クソすげえぜ!)、Damn hot!(クソあちーぜ!)、Damn busy!(クソ忙しい!) 、God Damn!(ガッデム!)






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111P:さすが先生や 2コマ目

各国とも早口言葉の不条理を訴えているのでしょう。ただ相変わらずタイはノートがついてるのであくまで日本版の文面を忠実に翻訳をしているようである。スタンスがはっきりしているというか、はたまた意訳するのがただ面倒だと思っているのか。





□ おまけ □
118P:こだわる理由 4コマ目 ・ 似てない 3コマ目

フランス版のみ「峰不二子」が「ボンドガール」に。







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