今回はマンガではなくアニメの話です。皆様はこのアニメをご存知でしょうか。 |
知名度はどんなもんなんでしょうね。 これは「美鳥の日々」というアニメで2004年4月の作品です。ストーリーをかいつまんで話すと沢村正治という高校生の右手に突然春日野美鳥という女の子が寄生獣よろしく現れて大騒動、みたいな感じのギャグアニメです。全13話。 地方局で放送されたものではありますが、あずまんが大王と同じように海外でも発売され、活躍をしています。上記は北米版Midori Day's。 原作は週刊少年サンデーに連載されていましたが少年誌にあるまじきサービスシーンが話中に相当に含まれていました。同アニメでもそのサービス精神は遺憾なく発揮されていて、そういう事に無縁なアニメであるあずまんが大王ばかり見ている小生にとってはかなり過激に映るものとなっています。最もそういう箇所は全13話中のほんの数シーンなのではありますが。 また、あずまんが大王の第19話と同じようにオリジナルの話が第8話にあるのだがこれもまたいい味を出しています。命題的にもあずまんがの第19話に似ているところがありますしね。将来の事を考えたりと…。ですのでこのアニメは私は結構お気に入りなのである。 そろそろ本題に移ります。さて、このアニメには原作にはないアニメオリジナルのシーンがいくつかあるのですがそのうちの一つがこれです。
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一体なんのシーンなのでしょうか。などと問題を出したいところですがこのページの最初にもう答えを書いてしまっている。 あっち向いてホイだ。 日本人ならば100%の人間が遊び方を知っているでしょうが、実はこれ日本にしかない遊びです。アニメを見ていると案外こういうところで日本文化について再確認させられることが多いです。
てるてる坊主なんかもそうですね、海外にはありません(中国にはあるみたいだが)。こんなデカデカと載せているが、この物体が一体なんなのか皆知っているのだろうか。
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さて「あっち向いてホイ」という遊びは日本にしかない遊びだと先ほど書きました。ではこの「あっち向いて…ホイ!」という掛け声は英語ではどのように処理をしているのでしょうか。 ここにそのシーンの音声をアップしてみました。 リスニングのテストだと思って頑張って聞き取ってみましょう。3戦していずれも美鳥が勝利しています。「ワン・ツー・スリー!○○○○○!」が「ジャンケンポン!あっち向いてホイ!」の掛け声に対応しています。
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沢村 vs 美鳥 |
聞き取れたでしょうか。答えは「 look over there!」です。 「その方を向け」という感じの直訳となっています。覚えている人はあまりいないと思いますが少し前セコムの宣伝で「ピラミッドのほうを見ろ」という意味でこの言葉を叫んでいたCMがありました。みなさんも英語で遊ぶ機会がありましたらぜひこの掛け声を使ってみてください。 以上、おしまいです。 |
…とはなりません。 お気づきになられたでしょうか。実は掛け声は一つだけではありません。よーく聞いてください。
2回目は「 look down there 」
右または左を指す時は look over there を使い、上を指す時は look up there 、そして下を指す時は look down there を使っています。 うーむ、これでは掛け声でバレバレではないか…?
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ちなみにフランス版の掛け声もなんと言っているのかはちょっとわからないが、やはり指す方向で掛け声はそれぞれ異なっています。 なぜみんなしてゲーム性を損う掛け声を使うのだろうか、謎だ。
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沢村 vs 美鳥 |